アマゴルファー貴

日々練習に明け暮れるアマゴルファーの記録。

今年一年はスイング実験の一年でした。

一年を通してスコアを無視して4~5種類のスイング理論を試してきました。

どのスイングでも80台が出たらチェンジみたいな感じで。

そんな訳で70台も出れば100も叩くという不安定な一年でしたね。

ま、当然といえば当然ですが。

 

一見無駄な時間と金を使った感じではありますが、プロセスが違うだけで、割と最終的な部分は一緒なんだな…という気付きもあり、ゴルフスイングに関しての理解はかなり深まったと思っています。

ただボールをひたすら打っているよりも何故にこうなのか?と考えながら、他の理論との共通点を重ね合わせたりしているうちに、クラブの動き、スイング軌道の理解も深まり、結果的にあれほど悩んでいたシャンクもほとんど出なくなり…と。

まさに急がば回れですね。

で、来年からは一番最初に取り組んだ左一軸を固めていきたいと思ってます。

何だかんだ言っても一番安定していますので。

ドライバーの飛距離アップ

自分の課題はドライバーの飛距離。

あまり曲がらないのでOBは極めて少ないものの平均で210~230ヤードが多く、飛んでも240ヤードくらい。

OBが少ないのでスコアはそこそこまとまるものの、長いコースだと本当に厳しい時がある。

感覚的にずっと二打目もウッドという感じ。

 

そこで飛距離アップに挑んで練習をしてみたところ、確かにドライバーの飛距離は伸びるんだけれど、その感覚が身体に染みついてアイアンがオーバースイング気味になってしまい、それはそれでスコアが崩れたりする…と。

 

自分は基本的に左一軸なのでアドレス時の頭の位置が結構重要になるんだけれど、そこがセット時に微妙にズレてしまうんだよね~。

練習場ならいざ知らず、コースに出てからだとなかなか治せないもの。

で、17ホール目くらいにやっと気付いてグッドショットが出始めたり…。
今さらもう遅いって!!って事も多く。

ほんとゴルフって難しいと思う。

偉大なる一言

片手シングルプレーヤーの知り合いに聞いたパッティングについて質問した際の回答。

俺はラインのイメージと、ボールが転がる「スピード」しかイメージしてないよ。

 

それまでは打つ強さや振り幅ばかり気にしていて悩んでいたのが一気に払拭された。

改めて納得。

上手い人ほど考え方がシンプルだと。

3歩進んで2歩下がる

100って一度切れると案外次からはすんなりと切れたりするものです。

何となく切る感覚というか切り方が分かってくるって感じです。

ここはダブルボギーを覚悟してそれ以上は絶対に打たない様にしよう…などと考える余裕が生まれてくる感じです。

 

でも、この頃だとまだまだ技術的なものが追い付いていないので、また103とかに戻ってしまったりもします。

グリーン周りで無駄な1打を叩いているのは自分でも分かっているんですが、どうしても練習場に行くとミドルアイアンやドライバーなどを打ってしまうのもこの頃です。
捕まった球が打てる様になってきて楽しいので打ってしまうんですよね、どうしても。

なので、ショットそのものはまあまあのレベルになってくるのですが、最後の詰めでスコアを作れないのが続きます。

そんなこんなしているうちに、一番短いアプローチ、カラー付近からの寄せワンを取れる打ち方を身につける事ができてあたりからショートゲームが劇的に上手くなってきました。

 

それはヒールを少し浮かしてパターの様に垂直に立ててパターの様に打つ方法。
それを徹底的に練習してからというもの寄せワンが一気に増えてスコアも一気に安定する様になってきました。
基本的には50度のPINGグライドウェッジで、カラー周りのボールとピンとの距離1:1の丁度真ん中に落として残り半分を転がすというもの。

ピンまで距離がある場合は9番アイアンを使って1:2の位置に落として1/3をキャリー2/3を転がします。

もっと遠い場合は7番くらいまでの番手を使って、この番手では「何:何」というのを自分で見つけておけばいくらでも応用は効きます。
1:1の距離だけど強めの上りだから50度じゃなくて45度のPWにする等です。

慣れてくるとこの打ち方で60ヤードくらいの範囲はカバーできるので、ずっと普通のアプローチショットは使わずにしばらくの間このヒールアップ打法でアプローチを打っていました。

ラウンド経験してからの練習

ラウンドを経験した事から練習する際にもイメージが少し沸く様になりました。

とは言っても真っ直ぐに打つ事だけで必死なので、距離を打ち分けるとかはまだ無理だったのですけどね。

 

この頃から少しギアにも興味が出てきました。

譲ってもらった国産アイアンよりも海外ブランドに興味が出てきたのです。

この辺りはバスフィッシングをやっていた頃のイメージが強いですね。

当時はローカルトーナメントからプロトーナメントにも出ていたのですが、国産の見栄えの良いルアーよりも、パッと見は出来損ないにしか思えない様なアメリカンルアーが凄く釣れるって事を経験上知っていたのです。

まさに道具に対してアメリカ人の考える機能美と合理性ってやつですね。

どのジャンルでも日本人は見た目重視っていう国民性は持っています。
また所有する喜びって部分も強い国民だと思います。

このあたりは本当にバスの時もゴルフの時も同じだと思いました。
バスの時は国産のリアルルアーを使用する人達を尻目に、塗装もメチャクチャ、目の位置なんてズレまくっていて一体どこ狙って書いてんだ?っていうテキトーな作りのアメリカンルアーでバカスカ釣っていた私。

何のルアーで釣ったの?と聞かれて、渋々これでと教えたのにも関わらず、カッコ悪いと言って使わない日本人アングラーは本当にアホだなと思いましたね。

ま、その分自分だけ良い思いをしていたからいいんですけど(^^;

 

ゴルフクラブ選びにもその国民性はある様で、顔が…とか、構えた時の…とか言って、やたらとペラペラでピッカピカのクラブを選択する傾向はある様です。

それで100前後のスコアでは説得力が無い様にも思えるんですけどね…。

ま、そこまで含めて趣味とすれば一つの楽しみ方としては良いのでしょうが。

で、色々と調べて最終的に自分の中で納得して選んだのが「PING」。

何やらお助け機能が満載!って感じが魅力的でした。
そんな訳で自分が初めて買ったアイアンが「G25」。
そして初めて買ったドライバーは「G20」。

ここからずっと歴代のGシリーズばかり使う事になります。

まだ、どの辺りがお助け機能なのかも分からないままに、初めて自分で選んだギアを使っての練習が楽しくて頑張っていたものです。

で、ゴルフを始めてちょうど半年。

G20ドライバー」と「G25アイアン」で初めて100を切る事ができました。

地元では結構難易度の高いと言われているコースで48-48の96。

嬉しかったな~。

コースデビュー

2か月ほど練習をして、いよいよコースデビューの日がやってきました。
その時点での技術力は、7番アイアンで120ヤードくらいしか飛ばず、でもスライス気味ではあるもののあまり曲がらない。

ドライバーは当てるだけの150~170ヤードくらい。

アプローチとパットはド下手って感じでした。

本当に何も分からなくて、一日中不安だらけだった記憶があります。

ほとんど内容的なものは覚えてませんね。

それほど必死だったのでしょう。

でも1回短めのミドルホールでパーオンして先輩方に褒められたって事だけ覚えています。

 

遊びのラウンドだったので、所々でチョットおまけしてもらったりもしましたが、デビューのスコアは114。
ピッチングウェッジから7番アイアンまでを駆使して、ひたすら真っ直ぐに進んで行った結果でした。飛ばないのでOBが無いってもの良かったのかもしれません。

一緒に回った皆さんからは、初めてにしては全然悪くないと言われたものの、100を切るには、ここからどうやって20点近くも下げるんだ?って思いましたね正直。

 

どうやるのか方法も分からないまま、9~7番アイアンを真っ直ぐに打てる様に毎日の様に練習場に通っていたのがこの頃です。

レッスンって言われても

なかなか経験年数だけでスコアを作ってきた人が、初心者に教えるのは難しいものです。

最初は色々と教えてくれた先輩方も、自分で教える事に限界を感じると、変な癖が付く前にレッスンプロに習った方が良いとか言ってきます。

でも、個人的な事を言えば、試行錯誤期間も楽しいんじゃないか?とか思っている部分もあり、また一人で練習をしている時に後方で行われているレッスン風景を見る度に、これって本当に上達するのか?と懐疑的な部分もあった為、あまりレッスンには乗り気じゃありませんでした。

 

知り合いから先生を紹介するから試しに1クールだけでもやってみて…とか言われると付き合いでやらざるを得ない状況になってしまい、仕方なく1クールだけ入会する事になりました。当然、先生はずっと習ってくれるものだと思っていたでしょうけど(^^;

 

早速レッスンに通ってみてどうだったのか?と結論から言いますと、ま、可も不可もなくって感じでしょうか。確かにずっと続ければ少しずつは上達するとは思いますが、自分の心にはドーン!!とは響かなかったですね。
数年習っているっていう人達と休憩時間に話しをしてみると、スコアは100を切ったり切らなかったりとかいう話をしてますし、でも何となく100切ればOK的なノリの人達だったので本人達は習って良かったと納得はしているんでしょうけど、私としては費用対効果で考えてもやはり最初の1クールで辞めようと思い、実際に直ぐに辞めました。

今になって当時のレッスン内容を思い出しても、それって本当にそうか?と思う部分もありますね。トップの位置がとか言われましたが、振り子運動なんだからトップって勝手にできると言うか、自然にそこに収まる、いやアドレスから始動して体が動いたプロセスの結果そこに収まってしまうものであって、その位置を目指して行ったら手で自分であげるって意識が生まれてしまうのでは?とか。

 

そこからは本やネットやDVDなどを参考に試行錯誤が続いて、ボディターンやら左一軸やら一通りは試してみましたよ。
けれども、まだまだ右打ちの感覚すら呑み込めないのにやる事は山積み。

インパクトまでの感覚は分かるけど、フォローの抜き方がどうしても自然にできないのです。左で振ると自然にできるのに、ホントここが難しかったですね。

 

そうやって独学で練習している最中に2回くらい肋骨を疲労骨折しました。
多分、マットに何度もダフッたりしていたからなんでしょうね。

それは知り合いの教え魔のオッサンに上から打ち込めと言われて後ろでずっと見られたりしていた時期ですね。もっと打ち込め、もっと打ち込めって。

体は壊すし、スコアは悪くなるしで、本当に教え魔って困ったものです。

絶対にスコアで勝って見返してやろうというパワーが生まれたのだけがメリットでした(笑)
その為にも少しでも早く上手くなりたい。その一心で頑張れた感じもします。

その後1年も経つ頃には、何回か一緒になったコンペでその教え魔のオッサンに連続して圧勝してからは「よっ!」って挨拶されるだけで近づいて来なくなりましたね。
で、初心者を見つけてはまたウンチクを語って御指導してましたけれど(^^;
時々110点近く叩く人が他人に教えちゃダメだって(笑)